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≪宅建試験対策≫代理制度の絶対要点だけまとめ!

「代理」は権利関係法令(民法)のひとつの大きな山場です。

難易度も高く難しいですが、基本をしっかり勉強すれば対応できます。

本試験でも毎年1問は出題されやすいので頑張って理解しましょう!

 

宅建民法の絶対要点だけまとめ!~代理~

今回は、代理のポイントだけをまとめました!

代理についてイメージができるようになったら、ポイントだけを覚えるように図や一覧表、箇条書きでまとめています。

問題を解いた後に確認や、記憶の整理などには視覚的にわかるものを使ったほうが時短で頭に入りますよ!

 

代理制度

代理制度とは、代理人が本人のためにすることを示して相手方に意思表示をし、また意思表示を受けることによって、直接本人に効力を表示させる制度です。

 

代理制度を有効に本人に帰属させる要件は2つ

  • 代理人が代理権を有していること
  • 代理人が本人の代理人であることを明かさなければならない(=顕名

 

代理行為とは、代理人が「本人のためにすることを示して」行うことで効力を生ずる。このことを顕名主義という。

顕名のない意思表示の効果は、自己(代理人)のためにしたものとみなされる


しかし顕名がない場合でも本人に対して直接効力が生じること場合が2つある。

  • 相手方が本人のためにすることを知っていたとき(相手方が悪意
  • 相手方が本人のためにすることを知ることができたとき(相手方が善意有過失

顕名は、口頭でもOK!

 

代理権

 

代理には2種類ある。

  • 法定代理
  • 任意代理
代理の種類 意味 代理権の発生原因
法定代理 法律の規定により
代理権が発生する場合
・法律上当然に(親権者・成年後見人等)
・一定の者の協議(協議による親権者等)
・裁判所の選任(裁判所が定めた親権者等)
任意代理 本人の意思に基づいて
代理権が発生する場合
本人の代理人に対する代理権授与行為
(委任契約に伴うことが多い)

 

代理権には制限があり、同一の法律行為について下記の2つは原則禁止されている。

  • 自己代理:代理人が契約の相手方になること
  • 双方代理:代理人が本人と相手の両方の代理人になること

しかし例外が2つある。

  • 本人があらかじめ許諾した場合
  • 本人に不利益になるおそれのない債務の履行(司法書士さんの仕事など)

 

代理権の消滅

代理権が消滅する条件は

  • 本人・代理人の死亡(代理権は相続できない
  • 本人・代理人の破産開始の決定
  • 代理人の後見開始の審判
代理権の消滅原因
任意代理・法定代理に
共通の消滅原因
①本人の死亡
②代理人の死亡
③代理人に破産手続開始の決定
後見開始の審判
任意代理に特有の
消滅原因
①委任の終了
(本人(委任者)の破産手続開始の決定など)
法定代理に特有の
消滅原因
それぞれの法定代理の規定による
(親権の濫用による親権の喪失など)

 

代理人の能力

 

代理行為の効果は代理人に帰属せず、効果は本人に帰属するので制限行為能力者であっても代理人になることが可能

でも、代理人になるには制限行為能力者の法定代理人の同意がいる。

未成年等が代理人となったら法定代理人の同意なく完全に有効な代理行為が可能


契約を結んだ相手方は善意無過失であっても制限行為能力者であることを理由に契約を取り消すことができない。

 

代理行為の瑕疵

 

代理行為に瑕疵があったか、なかったかは代理人を基準に決められる。

 

代理行為の効果は、直接本人に対して効果を生じる

なので、代理行為にて契約した際に心裡留保や虚偽表示・錯誤があった場合の無効は本人に生じる。

 

契約の際に、代理人が詐欺や強迫にあった場合の取消権は本人に認められている
しかし、詐欺や強迫について本人が悪意なら取消できない

 

担保責任を追及できるのも本人
しかし、本人が瑕疵について悪意なら瑕疵担保追及できない。

 

代理人が詐欺や強迫と行った場合は、本人が事実に善意悪意過失を問わず、相手方は契約を取り消すことができる。(判例)

 

なかなか単純記憶では、理解できないのだ「代理制度」です。

もっと詳しい説明が欲しい人はこちらの記事をご覧ください!

 

taxtukennsi.hatenablog.com

 

復代理

復代理人とは、代理人によって選任され、代理権の範囲内で、その権限内の行為の全部または一部を行うことができる。

復任権とは、代理人が復代理人を選任する権利。

 

法定代理人の復任権

 

法定代理人はいつでも自由に復代理人を選任することができる
復代理人がした行為については、選任した法定代理人がすべての責任を負う。


ただし、やむを得ない事由によって復代理人を選任した場合は、法定代理人の負う責任は復代理人の選任・監督についてのみ

 

任意代理人の復任権

 

任意代理人は原則として復任権は認められていない


しかし例外が2つある

  • 本人の許諾を得たとき
  • やむを得ない事由があるとき

任意代理人は、復代理人の選任および監督について責任を負う
また代理人が本人の指名にしたがって復代理人を選任した場合は、選任および監督について責任を負わない

 

復代理の地位

 

復代理人は本人を代理するため、復代理人のした代理行為は本人に効果を生ずる

代理人の代理権が消滅すれば、復代理人の代理権も消滅する

代理人が復代理人を選任しても、代理人はその代理権は失わない(判例)

 

もっと詳しく「復代理」について知りたい方はこちら

 

taxtukennsi.hatenablog.com

 

表見代理

表見代理とは、無権代理の一種で、相手からは表見上代理権を有しているように見えたが実際は無権代理だったということ。

表見代理が成立すると、その代理行為は有効
表見代理が成立する条件は相手方が善意無過失であること。


善意無過失に加えて表見代理が成立するには、

  • 代理権授与の表示:本人が契約相手方に対してある者に代理権を与えたと表示した
  • 権限外の行為:基本的に代理権はあるが、行った行為が代理権の権限の範囲を超えて行い、相手方が権限があると信ずべき正当な理由ある場合
  • 代理権消滅後:代理権が消滅した後になお代理人として代理行為をした場合

 

表見代理が行われた場合の「善意無過失」の相手方が主張できる3つ

  • 表見代理を主張して本人の責任を問う
  • 無権代理として無権代理人の責任を問う
  • 無権代理行為として取り消して無効とする

無権代理人は表見代理の成立できることを主張して、責任逃れをすることはできない。

 

もっと詳しく表見代理を学びたい人はこちら

 

taxtukennsi.hatenablog.com

 

 

無権代理

 

無権代理とは、代理権が与えられていないにも関わらず代理人として法律行為をすること。無権代理は無効

無権代理の効果

 

本人は無権代理行為があれば、追認して有効にすることができる
追認する相手は、相手方でも無権代理人でもOK
相手方に追認するには、相手方が取り消し前でなければならない。
本人が追認した無権代理行為は、契約時にさかのぼって有効となる。

 

本人は、追認拒絶することもできる
追認拒絶すると無権代理行為は確定に無効になる

 

無権代理の相手方保護

 

相手方は善意・悪意問わず本人に対して、相当期間を定めて催告をすることができる
解答がなければ追認を拒絶したものとみなされる

 

相手方は、取消権を行使することができる
取り消すために必要な要件

  • 契約時に無権代理であることに善意(過失の有無は問わない)
  • 本人が追認する前

無権代理人の責任

 

無権代理人に契約の履行または損害賠償の責任を負わせることができる。
無権代理人に責任を追及できる要件は

  • 代理権がないことについて、相手方が善意無過失であること
  • 相手方が取消権を行使していないこと
  • 無権代理人が制限行為能力者ではないこと
  • 無権代理人が代理権の存在を証明できず、本人の追認もないこと

本人と無権代理人の地位の混同 

単独相続の場合

本人が死亡して、無権代理人を相続した場合、追認拒絶権の行使は信義則に反するため契約は完全に有効

 

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無権代理人が死亡して、本人が相続した場合、追認を拒絶することできことができるため、当然に有効とはならない
しかし無権代理人を相続することになるので、その債務を免れることはできない
追認を拒絶をして無効になっても、相手方が無権代理行為に善意無過失なら、本人に損害賠償請求することができる

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共同相続の場合

契約をこの契約を追認して有効にする、追認拒絶して無効にするどちらの場合でも、相続人全員の同意が必要。

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「無権代理」は単純記憶だけでは、なかなか正解に結びつきにくいです。
なかなか難しい人は、もっと詳しく説明していますので参考にしてください。

 

taxtukennsi.hatenablog.com